2008年1月1日火曜日

ブルノ-ウィーン

A Happy New Year は、シュピルベルク城の散歩から
結局昨夜はカウントダウンを待たずに寝てしまい、起きてから新年の挨拶をした。
朝起きて荷造りを済ませ、市内観光のお城に徒歩で出発。毎日ホテルを変えるジプシーのような旅行ってどうなのよ?
昨晩降り積もった雪は5センチくらい。シュピルベルク城は小さな山の上にあり、ゆるやかな上り坂、まだ人が登っていない真っ白な斜面に二人で新しい足跡をつけた。これが私たちの一年の始まりだ。もちろん中には入れなかったけど、町を一望できる場所に築かれていて、そこからの眺めは素晴らしい。ブルノのお城はベージュを基調に黒いアイアンのアクセントが効いたシンプルだけどかわいい感じだった。でも、17世紀以降には監獄として使われ、またまただけど拷問が行われていたというから驚きだ。結局城って多かれ少なかれそういう場所なのかしらね。

ホテルがきれい
宿泊したのは、Renaissance Wien Hotel。繁華街からは少し離れているんだけど、新しくてきれいなホテルだったのでご紹介しておこう。モダンな外観とうって変わって内装は重厚感がある。電車に乗るのが苦じゃ無い人にはおすすめ。インターネットは完備でネット使用料込みのプランもあり。値段もカールスプラッツなどの繁華街に近いホテルよりはリーズナブル。私たちが着いた時は1階のレストランからバイオリンとピアノの生演奏が聴こえてきてウィーンって感じ!とうれしくなった。
あ、でも一点、天井からドタドタって音が聞こえたんだけど、たぶん館内にあるフィットネスクラブの音。わたしはそんなに気にならなかったけど、耳の良い人は要注意かも。ま、夜中にやる人はいないと思うけど。

交通手段はチェコと同様自分で改札
切符は、8-20時までの平日一日券(アインカウフスカルテ)を自動券売機を英語モードにして購入した。その他、24時間と72時間のフリーパスがある。これ一枚で路面電車、地下鉄、バス全てに乗れるから便利だ。

カフェでの食事は音楽の都らしく
ここの移動は時間が少なかったので、ウィーンに到着してホテルにチェックインしてから、地下鉄のU4で繁華街のカールスプラッツまで出た。いつ見てもシュテファン寺院の大きさには驚かされる。
カフェ ブロイナーホーフというカフェで遅めのランチをいただいた。ぶらぶらして何となく入ったら、ガイドブックにも載っている店だった。そのキャッチコピーが可笑しい。「存在自体がアンティーク」。確かに内装も時代を感じさせるし、ウエイターはこの道何十年というようなおじいちゃんで、消しゴムに彫刻刀で彫ったようなシワが刻まれていてちっとも笑わない。しかも繁華街に近いから頻繁に客が来るんだけど、ウエイターが二人しかいなくてすごく待たされる。
でも、一分一秒を争うような気持ちの奴はカフェなんかに入っちゃいけないんだ。ゆったりと流れる時間を楽しみ、音楽を聴き、タバコの煙に巻かれ、食事やケーキを味わい、おしゃべりを楽しみ、あるいは新聞や雑誌を読み、退廃的に過ごそう。
コルドン・ブルーというハムとチーズの挟まった仔牛のカツレツをオーダー。サラダがもれなくついてくるんだけど、チコリなどグリーンの取り合わせとドレッシングが美味しい。
土日祝の15:30~は生演奏がある。私たちは遅めの昼食だったのでちょうど聴くことができたよ。

王宮付近を観光
ウィーン観光の王道である王宮近辺をぶらぶら。チェコと比較すると、何倍もの規模だ。やっぱり「都」の貫禄あり。でも寒い~。美術館は嫌だと夫が言うので、ヨーゼフ2世像から出発して反時計回りに進み建物の外観をさらっと観るだけにした。ブルク門をくぐり美術史美術館の前、マリア・テレジア像の前を通ってミュージアムクオーターへ。ここで少し休憩。

お土産の王道、ザッハートルテを買いに
オペラ座の裏にあるザッハーのザッハー・トルテは世界のお土産として有名らしい。見に行ったら、店内ショーケースの前は人、人、人で大変!しかも一番小さいトルテは売り切れだった。日本人には甘すぎるからあんまり大きくても困る味だしがさばるし値段が高くなっちゃうしで、いつ補充されるのかだけ確認して帰ってきた。明日の朝だって。本当に人気があるんだね。

夕食はさっぱり
遅い昼にカツレツなんぞ食べてしまい胃が重い。ということで夕食はさっぱりしたものに。魚貝料理のセルフレストランのNordsee(ノルトゼー)でスモークサーモンのサンドイッチ(パンはバゲット風なもの)をテイクアウトしてホテルで食べた。外食ばっかりじゃ、ね。コンドミニアムなら自分で作れるんだけどな。