2008年7月20日日曜日

ああ、インド

もし今度外国に行くことがあるなら、インドかもしれない。
だんなさんにそう脅されつつ、英語を学ぶ日々が続いているのだけど
今日、NHKでインドを特集していたので見てしまった。

インドの貧困層は7億いるといわれるが、その貧困さゆえ、
今まで購買力を期待されていなかった。
どのくらいひどいって、家で石鹸を使っていない。
泥で手や髪を洗っています、と女性が答えていた。
石鹸を売るユニリーバは、まず子供に石鹸で手を洗うことの重要性を
教えるところからのスタートである。
興味深いのは、石鹸を使い始めると新しいライフスタイルに
人々が変化していくことだ。

また、インドのITCという商社は農村にコンピューターを持ち込んで
インターネットを設置して直接取引きをできるようにし、
作物取引での中間業者を削ることで
農民の収入を引き上げた。
搾取されていた貧困層の収入を増やしてあげると
彼らは新たに消費層に変化する。
このビジネスモデルはかなり注目され、
アフリカやアジアでの導入が予定されているらしい。
農家のお父さんが、カラーテレビを初めて買って
「うちもお金持ちの仲間入りだ」と言っていた
この光景はどこかで見たことがある
テレビ・冷蔵庫・洗濯機が三種の神器と言われた時代が
日本でもあったよね

収入が平均化される傾向が強かった日本では格差社会が始まり
貧富の差の激しいインドではようやく貧困層の収入が上がり始めた
世界は経済的にも平均化されていくのだろうか