2010年6月27日日曜日

【読書、映画】禅とオートバイ修理技術とサヨナライツカ

哲学的な本ですが、とても面白いです。
この本はWebなどの技術的な話をするときによく使われる、「Zen and the art of
~」という表現がポピュラーになるきっかけを作った本で、1974年に出版されて以来世界で400万部以上売れています。

まだ、100ページくらいしか読んでいませんが、ツーリング旅行の間に表面化する仲間とのメンテナンスに対する考え方の違いを通して、人間の理解を古典的理解とロマン的理解に分類し、それらの違いを分析していきます。
この先が楽しみです。

昨日の夜は、「サヨナライツカ」をDVDで観ました。素敵だと思った人が結婚して(もしくは結婚が決まって)いて、尚且つ、きちんとお互いをわかりあう前に体の関係を持ってしまうという二重に正しい恋愛のポイントを外した話でした。
そいうった軽い関係なのに25年も相手を思っているということに説得力が無いという意見も書評などでは見かけたのですが、それよりも私が注目したのは、年老いてわが身を振り返るとき、若いときの奔放に遊んだ記憶が人生の宝物になってしまうのだろうかということでした。
幸いそういった記憶には事欠かない身の上ですが、そういう考え方はやはり後ろ向きだと思います。
新しいスリルを結婚生活の中に見出すことは可能です。それには、安定していないパートナーを選んでみることです。
ま、そんな話では映画にはなりませんが。笑)