2007年5月19日土曜日

脳トレやってみた

ゲーム、にはほど遠い生活を送っていた私に、突然、任天堂DSがやってきた。
会社のパーティのビンゴで思いがけず当たったのだ。
正直、ヤフオクで売ってしまおうかしら、とも思ったけれど、
友達が冷蔵庫の食材から献立を検索できるソフトを買った、という話を聞いて、
わたしでも使えるかもしれないと踏みとどまった。
その友達が脳トレソフトも貸してくれてやってみたのだけど、
年齢は、、、24歳!
計算が終わったときはなぜか息切れ。
確かに少し活性化したかも?!

2007年5月3日木曜日

大和撫子の包丁捌きをご覧あれ~クラビ(Krabi)5日目

朝食を取るダイニングではピアノの生演奏を聴ける。演奏者はとても愛想の良い人で、いつも近くの扉から去る人に笑顔を向ける。

午前中は、夫が外のテーブルまで電源を延ばして PC を使えるようにしてくれたので、そこでのんびり blog を書いていた。気がつくと 12 時を過ぎていて大慌てで仕度してアオ・ナン・ビーチへ。というのも 2 時から料理教室を申し込んでいたのだ。岩山を越える途中で雨が降りだした。バンコクの友達の話だと、あちらも連続雨だそうで、ちょっとした異常気象?!

ランチは急いでいたので、何も考えず、待ち合わせ場所に近い店に。早く出てきそうな、麺を頼んだ。なかなか美味しかった。

参加したたタイ料理教室は、Krabi Thai Cookery School 。前日申し込みでもOKだった。ピックアップしてもらうアオ・ナン・ビーチの警察前で待っていると、学校の名前を書いた車(クラビタウンに行ったときのバスに似てる)が来て、座席に改造してある荷台に乗り込んだ。私のほかに欧米人の 2 組のカップルで計5名。女性が二人とも美人!たぶん20台後半くらいかな。疑い深い私は、地図に車の通ったルートを記したりして。たとえ途中で車から落ちても大丈夫!(←マジ?)

昨日のSpaと同じ方向だった。その前をさらに遠くへと車は進む。やがて簡素な平屋にたどり着き、中に入ると、大きいテーブルやコンロが置いてあってそれらしい様子だったのでホッとした。

講師は、Ya先生。Diploma of Food Nutrition を取得後、ホテルなどで経験を積み、クラビ初のタイ料理教室を開いた方だそう。
Ao Nang は、ヨーロッパ系の旅行者が多い(日本人には殆ど会わなかった)から、こういうのも受けるのかな。
先生が挨拶し、生徒一人一人の名前を聞いていく。私の名前は覚えられないみたい。日本人でも発音しにくいですから。苦笑。名前って、漢字の画数も重要だけど、呼びやすさも重要だなって思う。説明の書いた小冊子が配られたが、それとは関係なく作るようで、カレー3種、スープ2種、炒め物3種+2種だったかな。カレーと炒め物は一人一鍋だったので最後には14皿もテーブルの上に並んだ。

その後、先生は、具材の説明をし、切る見本を見せてみんなでその通りに切っていく。アメリカの料理番組を見るとわかることだが、欧米人はあまり材料を手で細かく切らない。千切りはスライサーを使うし、みじん切りは日本人には粗みじんだ。アジアによく見られる飾り切りなどもあまりしない。タイでは、細かくするときは材料を棒でたたいてから切るようで先生はそう説明していた。先生の英語はブロークンで片言なのでわたしにはとてもわかりやすかった。生徒がみんなたどたどしく切っているときに、わたしが切り始めると、なんと歓声があがった!切っていくスピードが早いからだ。厚い木のまな板にトントントンと走るように切れるのが珍しいらしい。日本ではこれが普通なのよと思いつつもちょっと誇らしかった。

カレーはまずコリアンダーを石臼で叩き、にんにくやGalagalというしょうが、レモングラスなどベースとなる香辛料を混ぜてミキサーにかけ、それにグリーンや赤のチリを別々に加えて2種類のペーストを作った。作りたてのペーストを味見したけど、香りが強くてとてもフレッシュで美味しい。Galagalは日本のしょうがと香りが違う。あの独特の香りの正体はこれだったんだなぁ!

その後は、先生の指示に従い作っていくのだけど、忙しくて、あっという間。エアコンのない教室で汗だくになりながらひたすら作る。説明が英語なので、聞いて作るだけで精一杯。写真を撮影する余裕がなくって残念。名前忘れちゃったけど何枚か女の子が撮ってくれた!最後にみんなで試食。6時終了とWebにはあったけど、なんと4時半くらいに終了だった。

アオ・ナン・ビーチに戻りまたリゾートにいる夫に電話をしたが、6時に来るということなので、先日入ったマッサージ店に行くことにした。今回は1時間のアロママッサージを。施術をしてくれたタイ人が、日本に滞在経験があったので、おしゃべりが楽しかった。小田原の方に住んでいたらしい。小田急線の相模大野で車両分割されることを知っていた。

夕食は、海を眺めるテラス沿いに魚料理の店が軒を連ねるAo Nang Sea Food へ。その奥の3、4件目で食べた。料理教室でたくさん食べたのでわたしはつまむ程度。さつま揚げ、海老のバジル炒め、蟹のニラ卵とじみたいなのをオーダー。蟹のニラ卵とじが美味しかった!殻なしにもできるようで、そのほうが食べやすいかも。

2007年5月2日水曜日

スパ(Spa)広告の辛い罠~クラビ(Krabi)4日目

英語のボートの予約にもそろそろ慣れてきた。特にどこに行くというわけでもなく、行きは徒歩、帰りは2時半で予約し街へ。
今日のランチはアオ・ナン・ビーチをナパラ・タラ・ビーチに向かう途中にある Blue Mango Cafe だったかな(←名前うろ覚え)。お酒の品揃えが充実。きっと夜はバーっぽくなるのだろう。スタッフがお揃いの青いマンゴが背中についたTシャツを着ている。コースのセットメニューもある。私は単品でフライドライスのポークを頼んだのだけど、野菜のほかに小さなパイナップルが入っていて面白い。味のバランスがいいのでシェフはちゃんと修行した人とみた。値段は90か100バーツ。夫に少しもらったカレーが少し辛かったのかデザートも頼むことに。メニューを見るとケーキ系は120バーツなのにアイスだけ30バーツ/1scoopと安く、アイスを食べた。イチゴ・チョコ・バニラの3種類チョイスで、イチゴとチョコを頼んだらクリームがトッピングされてきた。ちょっとオシャレな感じだった。

その後、先日旅行センターみたいなところでもらったパンフレットのSpaに行ってみようと思い2時に夫と別れて単独行動をした。
ホテルの電話番号をメモするのにペンがないので口紅でレシートに書きつけて別れた。
アオ・ナン・ビーチ前の道が陸へ向かう角に警察がある。そこで地図をもらい、位置を確認して歩き始めた。ただこの地図、縮尺が均一でなかったのだ。右にセブンイレブンのある場所を右折するのだが、1つめのセブンの近くに右折の道がない。もう少し先かと思ってさらに歩いたけれど、道路がない。7,8分くらい歩いたところでこれはきっと何か間違っているのだと思い、引き返そうと、もと来た道を歩いた。と、ちょうどバイクタクシーが来たので、つかまえて地図を見せ、わかる?って聞いたけど、英語が通じない。英語の地図は見る気もない様だった。それでも店の宣伝のタイ語部分を見せたら分かった風だったし、40バーツで連れて行く(大丈夫!とタイ語で言ってそうだった)というので乗ることにした。
ところが、わたしが乗った場所からビーチまで戻りつつ丹念に看板を見たのだが見つからない。しかたなく元来た道を引き返し、途中、誰かに聞いたほうがいいと運転手にアドバイス(なかば命令)した。通りすがりの男性は、Boossabakorn という店の名前が地名なのか知っていて場所がわかって辿り着くことができた。わたしが乗った地点よりかなり先だった(とても歩いて行ける距離ではない。汗)。
到着すると、地元の普通の美容院の2階でやっているところで、2度びっくり。パンフレットがちゃんとしていたので、もっと手広くやっているところかと思ったのだ。正直、そこは止めて違うところに行きたかったのだけど、こんなに探して、やっぱり帰ると運転手に言えなかったというのが本心。(かなり不服そうだったので、おまけで計60バーツ払った。)
とりあえず、入り口で履物を脱ぎ中に入ることにした。
説明をしに寄ってきた店員の英語がわからない。わたしに問題があるのか彼女に問題があるのかもわからない(笑)。別の英語のできる店員に代わってもらい、日焼けして肌がデリケートになっているので、ピーリング系メニューは避け、アロエマッサージとフットマッサージのセットメニュー、Beautiful Holiday の1590バーツにしてみた。我ながら結構度胸があるなぁ。
うわ、大丈夫かなと思ったのは、通された2階の床に小さな薄茶色っぽい蟻がいたことで、店員に言うと mosquito と言っていた。タイでは蟻もそうなのか?
その後入った個室では蟻はいなかったし、エアコンもきいていたので一安心だった。途中シャワーを浴びるのだけど、給湯器にシャワーがついたタイプのもので使い方が分からず苦労した。給湯器って子供のとき以来だよ。笑)
日本でもそうだけど、美容院やエステでは、マッサージなどの施術をしてくれる人との会話も重要。でも、彼女は英語を話せる人ではなかったのでちょっとつまらなかった。私がタイ語がわかればもっと楽しいのかも。
肝心のマッサージはアロエに関しては下手(とてもエステのメソッドを理解しているとは思えない手つき)で、フットは普通に上手だった。ボディを頼む人は少ないのかな。というか、辿りつける人自体が少なそう。終わったあと、なんでここに来たのか質問されたし。
それでも、日焼け止めに虫除けとさんざん負担のかかった肌にアロエの効果は効いたみたい、すべすべになってうれしかった。

そして、最後の支払いの時もさらに一苦労。カードを使おうとしたら、店員が操作を上手くできなかった。
仕方が無いので、スキャナーの横についているコールセンターに電話をさせて、強引に手続きを完了した。
現金でもぎりぎり払えたのだけれど、途中で何かあったら恐いので、カードにしたの。でもよく考えたらこちらの方がもっと恐い事かも。というのも、手続きがエラーになって計3回もスキャンしたのだ。もしかしたら支払いが重複するかもしれない。
怪しいところでは現金払いのほうが無難でしたね。

Spaで電話を借り、リゾートに戻っている夫に電話して待ち合わせをして、呼んでもらったバイクタクシーに乗り込んだ。
アオ・ナン・ビーチの少し見慣れてきた光景を見て、まるで近所に帰ったようにほっとしてしまった。

さて、待ち合わせしただんなさんと夕食を食べに!
Nopparat Thara Beach を望む Wangsai Seafood というお店だった。値段もそこそこしたけれど、ここのお魚料理はとーっても美味しかったのでお勧め!写真上がイカのガーリックソース(だったかな?)、 酸味の利いた味。魚料理は、White Snapper のジンジャーソース、あんかけみたいな感じでした。600バーツちょっとだったそう。

きれいなパンフレットだけで信用してはいけないし、引き返す勇気も時には必要かもと思った一日でした。

2007年5月1日火曜日

旅人気質を思い出せ~クラビ(Krabi)3 日目

今日は、リゾートから少し離れたクラビタウンへ。
ボートでビーチに着いた後、バスの通り道だという場所にて、バスらしき荷台に幌のようなものがついた車を探して佇む。もちろんバス停はない。
あれれ、わたしリゾートを満喫するために来たのではなかったかしら???
そんなのんびりな休日をスパルタくんの夫が許すはずもなく、バックパッカーと一緒に車に揺られることとなった。「タウン」というから少しは都会なのかと思ったらとんでもない、やはりバンコクとは違いエアコンが完備されていそうな店は少ない。(特に飲食店)

それでも町一番の品揃えだというボーグ (Vogue Dept. Store) というショッピングセンターを探す。人の流れを観察して、うーんきっとこっち!アメ横のようなぐちゃっとした土産物屋を抜けると、KFCの入ったデパートが。あった!旅で一番嬉しいのはこういう瞬間。
そこで、しばし買い物を堪能。現地で履くアウトドア用サンダルを買ってみた。到着してから毎日雨が降って、スニーカーでは濡れると気持ち悪くビーチサンダルでは岩山の下り階段を歩くのに滑りそうだったのだ。値段は約300バーツ、日本円で1000円弱。よいお買い物でしょう。
調子に乗って、膝丈のイージーパンツも買ったのだけど、こちらは値段が少し高かった(800バーツくらい)のとデザインがちょっとポップすぎてマダムチョイスには不向きだったかもと反省。機能としては、濡れてもすぐ乾きそうなポリ100%材質で便利!

その後はランチを食べる店を探した。アオ・ナン・ビーチと比較すると飲食店が少ない。泣)
その途中、信号を持った原始人像が立つ交差点を発見!タイ人のユーモアを感じる。
30分くらいかけてぶらぶらし、なんとなくこぎれいそうだ、という理由で写真のお店をチョイス。

ヌードル・スープ・豚のチョイスで麺をいただいた。小学校高学年くらいの女の子が手伝っていて、彼女が英語で応対してくれた。英語メニューもあり。店内は比較的清潔。味はスープがイマイチ。トッピングのチャーシューは美味しかった。値段が非常に安くて、その他フライドライスと soda water 2 本で 80 バーツほど。

その後また街をぶらぶらしていると、他の店と比べると少しおしゃれなケーキ屋を発見。入ってみることにした。
ショートケーキはバタークリーム、チョコレート、ブルーベリーチーズの 3 種類、お誕生日用だろうかカラフルなホールケーキ、マフィンなどの焼き菓子があった。(無難に)バナナマフィンと(冒険で)ブルーベリーチーズをオーダーした。飲み物はジャスミンティーを頼んだが15バーツと他の飲み物と比較してかなり安い。きっと日本の日本茶みたいにあまりにも身近でお金を取りにくい飲み物なのでしょう。(推測)
休んでいる間に雨が降り出した。予約した2時半のボートに間に合うべく、乗り合いバスを探しピアへ向かう。
と、なぜか背中が冷たい?後ろを振り返っても水滴は落ちていない。なぜかシートの後ろ側から泥水が吹き出ている。向い側の空いた席に移動し座席の下を見ると、タイヤの後ろの床に穴が開き飛沫が上がっているのが見えた。あーあ。また本日も水滴る、、、である。不意に濡れることは、きっとここでは繰り返される日常の一つなのだろう。わたしはそれを受け入れることにした。
最終的に、船にはぎりぎり間に合い超ラッキー!飛ばしてくれた運転手さんに感謝した。

宿に戻ると、ちょうど部屋の掃除が入ったので、PC を持ってリゾート内の Library へ移動。ここは無線 LAN 完備。ちなみに海辺のテーブルでも繋がることを確認した。Library は大きな机があるし電源も近いからネットをするときはここに来てもいいかもしれない。(荷物を運ぶのが嫌でなければ。私は超嫌~。)洋書の雑誌や本もかなりあって楽しめそう。やはり閉ざされた空間で退屈しないよういろいろ工夫されているみたい。

夜は再び繁華街へ繰り出し、アオ・ナン・ビーチ沿いの道を、ロングテイルボート乗り場から海を背にして歩いた。この道沿いにマクドナルドがあってそれを越えると飲食店が安くなる、ということでその先のレストランを探した。
どこも半分アウトドアみたいなお店で(つまりエアコンなし)、適当にタイ料理の店に入った。
最近日本でも品揃えが増えたガス入りの水の代わりに Soda Water を頼む。野菜炒めといか炒め、パイナップル味のカレーを頼んだ。パイナップル味のカレーはかなり酸っぱく不思議な味。Fried Mix Vegetable が美味しかった。

帰りのボートで見るからに上品そうなカップルが向い座っていた。女性はもちろん男性は、それこそVogueのリゾート特集から抜け出たような井出達だった。白いパンツを穿き、上着はヨットに乗る人が着ていそうな薄いの長袖のストライプのプルオーバーで、ブラピのような髪型だった。夫に言わせるとほぼ完璧なクイーンズイングリッシュ、2週間も滞在しているとのことだった。
同じところに泊まっている優越感とクラースの違いの劣等感を感じつつ、リゾート着はやっぱり白ね、言葉は重要ね、そして、イケメンが見れたという単純な喜びで部屋に帰ったのでありました。