2008年5月11日日曜日

ドラマ

駆け落ちって、ドラマで見てもこれまではふ~んという感じでした。
逃げるという姿勢も基本的に嫌いだし、客観的にマイナス部分しかないような気がしていた。

でも、今日テレビで「さくらん」を見て、なんだかとても潔く感じてしまった。
江戸時代の吉原のおいらん「ひぐらし」が、お店の男「せいじ」と最終的には逃げるのだけれど、そこに至るまでの二人の関係がとてもゆっくり積み上げられたものだったのと、桜が咲いたら出ると前から宣言していたことが彼女の意思や運命のように感じられたからだ。
時代も時代だし、もちろん死を覚悟しての行為なのだけど、最後の画面があまりにさわやかで開放感に満ちていて素敵だった。
でも私は、おいおいそれでその後どーするんだよ、と思わず心配してしまったが。

現実の私たちは、たくさんあるしがらみの中に大小囚われながら生きていて、だからこそ、そのようなドラマを見て、逃げちゃっていいよな~と思ってしまうのだろうか。
そして、本当はこの現実から逃げたいと心のどこかで思っているのだろうか???

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